“ クルクミン ”って、何?
カテゴリ:更新情報, 健康に関わるレポートと解説更新日:2018年6月22日
クルクミンは、ショウガ(生姜)に似ているウコン(鬱金)という植物の根に多く含まれている物質で、カルダモン、クローブ、クミン、コショウ、コリアンダー、パプリカ、メースなどにも含まれていることが知られています。ウコンは古くからインドのアーユルヴェーダや中国の漢方、アジアの各地で利用されており、クニッツ(インドネシア語・マレー語)、ハルディ(ヒンドゥー語)、ウッチン(沖縄方言)、オレナ(ハワイ語)、カミンチャン(タイ語)などと呼ばれ、薬やスパイス(食品)としてまた染料としても用いられてきました。
日本でもカレーのスパイスや黄色の染料(鬱金色)としておなじみで、クルクミンとしては、二日酔い対策のサプリメントとしてよく知られていますが、海外ではこれまで抗炎症(腫れ)薬として用いられてきた、アスピリンなどよりも効果が高く、長期間利用しても体に影響が少ないサプリメントとして、スペインのサッカーチームが運動後の筋肉や関節などの疲労回復に用いられているケースもあります。