【ラジオコラムVol.42】ご高齢者と味付けの関係

人生100の時代をサポート、メモリンがお届けする健康ワンポイントのコーナーです。

本日は、ご高齢者と味付けのお話。
皆さんは、「歳を取ると味付けが濃くなる」と聞いたことはありませんか。
この点、実は科学的に調べた研究はほとんどありません。
そこで、日本国立長寿医療研究センターが40歳から79歳の男女1100名の方に、8年間でどれだけ味つけが変わるか、塩分の摂取量の変化を研究したものがあります。
結果は、ご高齢者で塩分摂取は増えてはおらず、ご高齢者と味付けは関係ありませんでしたが、全体的に摂取量は高めでした。
伝統的な和食は認知症予防にもよいけれど、塩分量が高くなりがちで、塩分の摂りすぎによる高血圧に注意と言われています。
男女とも1日7~8グラム、小さじ一杯半ほどまでの摂取を心がけ、健康に気をつけていきましょう。
以上、メモリンがお届けする、本日の健康情報でした。